理学療法士のウェブライフ > エッセイ > スイッチ
理学療法士の人生・生き方
スイッチ
人生には転機があります。
それは、スイッチが入るように大きな変化です。
僕の覚えているスイッチが入った瞬間は、小学生の時でした。
子供の頃から学習雑誌を親が購読してくれていましたが、
適当に興味のある所だけをとばし読みしていました。
小学5年生の授業参観日で、算数の時間に先生の出した問題でした。
その問題は難しかったらしく、誰も手を挙げて答えられませんでした。
ところが、たまたま同じ問題を学習雑誌で知っていた僕は、
少し自信がありそうな顔をしていたのか、
先生にかけられて答えることが出来ました。
そして、多くの人の前で担任の先生に誉められた瞬間、
僕の中で「スイッチ」が入りました。
それまで、何をやっても自信がなく、勉強も特にしなかった自分に
大きな変化が起きました。
算数だけは、得意になりたい。
算数だけは、好きな科目にしたい。
そんな気持ちになりました。
おかげで、算数・数学の成績だけは常に良かったです。
今から考えれば、何てコトはない出来事だし、
ただの偶然や勘違いと言われるようなことです。
それでも、僕の人生を大きく変える出来事だったのは間違いありません。
多分、その出来事がなければ、今の仕事もしていなかったでしょう。
人生にはそんなスイッチがいくつもあると思います。
☆前のページへ ← / ☆次のページへ →
☆このページのトップへ ↑