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住環境整備
住環境整備とは
居宅支援にあたる関係者が行うアプローチには、以下の大きな3つの方法があります。
1.住環境整備(主に住宅改修・福祉用具の導入)
2.福祉サービス(訪問サービス・通所サービス)
3.人的サービス(利用者に対する治療・介護、介護指導など)
これが上手く組み合わさって実施されないと、サービス利用者にとっては、不都合です。
理学療法士は「患者さんの治療だけを行っている」ように思われている時がありますが、
実際には住環境整備や装具・車椅子の指導など様々な部分に関わっています。
現在はケアマネージャーさんが、ケアプランでこの調整しています。
そして、その目的は「人生の質」の向上を図ることです。
利用者の方にとっては、身体を治す方法以外にも、
住環境整備をするだけで自立を促す事が出来る場合があります。
又、福祉サービスの利用により、住宅改修を最小限にする場合もあります。
つまり、この3つは全てに関係がある為、無計画に一つの方法で解決を図るのでなく、
本人のニーズを捉えた上で調整が必要です。
住環境整備は手すりをつけたり、段差を解消したり、本人に合った車椅子を 導入したり、
物理的環境を整えるだけで「すぐに・その場で」変化があります。
画期的である反面、豊富な知識・経験が求められます。
それだけに、住環境整備に関する知識・技術は、 患者さんへの治療と同様に、
とても重要で不可欠なものです。