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理学療法士の仕事


目標

理学療法士の大切な仕事の一つに「目標設定」があります。

僕は理学療法士の仕事に限らず、「目標」はとても大切だと思っています。
「目標」があることで、「意欲」が増し、「行動」の質が上がります。
「明確な目標」は「成功」の秘訣とも言われています。

だから、僕自身に目標を設定するし、
患者さんにも目標設定が必要と考えています。

介護保険でも、書類で「目標設定」を書き込む機会があります。
それは、とても大切なことで、心理学的にも有効です。


しかし、「維持期にある高齢者」の場合には考えてしまう時があります。

高齢者の場合、数ヶ月後の目標よりも、
「今日を無事に過ごしたい、長生きなんてしなくても良い。」と
思っている方は少なくないように思います。
(特に昨今の高齢者の負担増が、その気持ちに拍車をかけています)

また、「目標を達成した後」に、何があるのか明確に示せているのか疑問です。

若者や壮年期にある人には、「たくさんの目標」や「大きな目標」を立てることで
そこに向かって進むことでできます。

ですが、高齢者の方が「目標」を達成した後に、また「新たな目標」を立てて、
それに向かっていかなければいけないのか?

それよりも、1日1日を充実した毎日として過ごすことの方が大事ではないのか?

いや、やはり目標を立て、やる気にさせることが自分の仕事ではないのか?

と、自分の中でも揺れ動く時があります。


高齢者と言っても、人によって様々なので一概には言えません。
目標達成を望む方もいるでしょう。


上手く表現が出来ませんが、一つの法律や考え方によって、
全ての人に対応しなければいけない苦労を感じています。


1日、書類作成に悩まされていたので、こんな風に考えたのかな?

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