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理学療法士の仕事


仕事の流れ

理学療法士の病院での仕事の流れについて、紹介します。
ここでは、入院患者さんを担当して、治療を行い、自宅退院するまでの流れです。

まず、担当患者さんの情報収集を行います。
病棟カルテから、患者さんに関する基本的な情報(氏名・生年月日・住所など)、
医学的情報(疾患名・現病歴・既往歴・合併症など)を収集します。

次に、患者さん・ご家族に挨拶・面接・問診を行います。
病気の様子や状態を、実際にお会いして確認します。

そして、評価を行います。
評価とは、患者さんの障害の状態を知るために、検査・測定を行い、
問題点を見つけて、目標の設定、治療方針を決定することです。

評価のあとは、実際の治療に入ります。
治療は、主に「運動療法」、「日常生活活動訓練」、「物理療法」を行います。
それぞれの詳しい内容は、別の項目でご紹介します。

リハビリテーションではチームアプローチを行っているので、
入院後1〜2週間程度で、ケースカンファレンス(ケース会議)を行います。

会議では、医師・看護師・介護福祉士・管理栄養士・リハビリスタッフ・医療相談員など、
患者さんに関わるスタッフが集まり、今後の方針や対応を検討します。

会議の検討内容を考慮しながら、リハビリセンターや病棟・病室で、
患者さんの身体機能・身体能力の回復や家族指導などを行います。

ケースカンファレンスは、退院までに数回行い、
予定通りに進んでいるかを確認したり、問題があれば再検討を行い、調整します。

患者さん・ご家族には、障害の状態や目標、リハビリテーションの予定などを、
リハビリテーション実施計画書を作成し、説明します。

患者さんの回復が順調に進み、自宅退院の見通しがついた時、
外泊訓練や家屋訪問を検討します。

残念ながら、障害は完治せずに社会復帰をするコトは少なくありません。
質の高い生活が出来るように、必要があれば、住宅改修の指導を行います。
また、家族への介助方法の指導を行う場合もあります。

退院前には、退院報告書を作成して、患者さんの担当ケアマネージャーに連絡します。
担当ケアマネージャーと連携を図り、退院後の生活に必要なサービスが決定します。

そして、患者さんが自宅退院となります。
必要に応じて、フォローアップを行います。

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