理学療法士の仕事
理学療法士の一週間
理学療法士の仕事の様子をご紹介します。
詳しい仕事の内容は、次のページからご説明します。
まずは、病院での理学療法士の一週間の様子をどうぞ!
【月曜日】
8時 出勤
始業時間は8時30分ですが、その前に一日の仕事の内容をチェック。
お茶を飲みながら、忘れていることが無いかも確認。
8時30分 朝礼
欠席者や連絡事項を確認。
8時35分 事務仕事
カンファレンス(ケース会議)の資料作り、
患者さん・ご家族に説明するためのリハビリテーション実施計画書を作成、
住宅改修指導の資料作りなど。
意外と事務仕事も多いのです。
9時 患者さんの治療開始
患者さんの治療を開始の前に看護記録をチェック。
夜間の様子や変化が無いかを確認。
午前中は、5人の患者さんの治療。
一人当たりの治療時間は、25分〜45分程度。
その方に適した「運動療法」、「物理療法」、「日常生活活動の練習」などを行います。
12時 診療記録の記載
午前の患者さんの治療を終えて、診療記録の記載
日付、治療内容、状態の記録、治療時間、治療者のサインをします。
作業療法士や言語聴覚士の記入内容もチェック。
リハビリテーションはチームアプローチなので、情報交換が欠かせません。
12時30分 昼食
リハビリスタッフで昼食。
昨日のスポーツの結果やTV、ニュースなど、笑いながらの昼食。
楽しく仕事が出来るためには、人間関係が上手く出来ていることが大切。
信頼しあえる仲間と仕事が出来ることは、幸せなことです。
13時30分 患者さんの治療開始
午後は、5人の患者さんの治療。
途中で、患者さんとそのご家族に「リハビリテーション実施計画書」の説明。
現在の状態、治療方針、目標、退院後の生活などについて、ご説明します。
16時 ケースカンファレンス・診療記録の記載
患者さんについての、検討会議。
医師、看護師、介護福祉士、管理栄養士、理学療法士、作業療法士、
言語聴覚士、医療相談員などの専門職が集まり、今後の方針や対応を決定します。
担当ケースの会議がない場合は、診療記録の記載。
17時 終業
でも、なかなか時間とおりには帰れません。
診療記録や仕事の資料を読んだり、業務改善など・・・。
【火曜日】
8時30分〜16時 月曜日と同じ
16時 ブレースクリニック(装具検討会)
担当患者さんが歩けるように、麻痺した足に「装具」の作製を検討。
技師装具士とも検討し、装具の型採りをしてもらう。
17時 勉強会
リハビリテーション科の勉強会。
毎週火曜日の午後5時に実施。
自分の興味のある分野の発表、研修会の伝達講習、実習生の発表、
学会発表の予演会、あるテーマでの系統的な学習会など、様々です。
【水曜日】
8時30分〜13時30分 月曜日と同じ
13時30分〜16時 住宅改修指導
退院予定の患者さんの自宅を理学療法士・作業療法士・医療相談員で訪問。
訪問先で、ケアマネージャーと建築業者と合流。
自宅で、患者さんに実際に活動してもらい、
必要な場所に手すりや段差解消が必要かを関係者で検討。
16時 住宅改修指導の資料を作成
帰院後、さっそく住宅改修の指導内容をまとめて、資料を作成。
間取り図や福祉用具など、住宅改修に関する知識も必要です。
【木曜日】
8時30分〜16時 月曜日と同じ
16時 PT会議
週に1回、理学療法士が集まって会議。
連絡事項の確認、検討事項を話し合います。
普段からのコミュニケーションがチームワークを保つ上で重要です。
リハビリテーション科全体の会議は月に1回。
18時30分 周囲の病院のリハビリスタッフと勉強会
周囲の病院の理学療法士が集まり、勉強会。
自分の勤務施設だけでなく、他の病院のスタッフと勉強することは刺激になります。
【金曜日】
8時30分〜17時 月曜日とほぼ同様の業務
18時30分 実習生の歓迎会
○○大学の理学療法学科の実習生の歓迎会。
楽しく、実のある実習が出来るためにも、早く病院に慣れるためにも、
歓迎会で盛り上げます。
【土〜日曜日】
○○県理学療法士会主催の研修会に参加。
講師の先生から、いくつか患者さんの治療へのヒントをいただく。
月曜日からの臨床に活かせるように、がんばろう!
以上は、あくまで一例です。
理学療法士の仕事は、勤務施設によって大きく違いますので、ご了承ください。