養成校の学生生活
学生の質
『学生の質』が様々な場面、特に臨床実習で問われています。
学生の質を見極めるのは大変なことだと思います。
特に臨床実習の様な短期間では判断が難しいです。
理学療法学科の学生について、何を持って『学生の質』を問えば良いのでしょうか?
『学生の質』を考えるには「理学療法士には何が必要か」を知っていた方が良いと思います。
医学教育の中では 『認知領域』 『精神運動領域』 『情意領域』 の必要性が言われています。
理学療法士を当てはめると、以下の様になるかと思います。
1.認知領域・・・知識
○理学療法に関する専門的知識
解剖学・生理学・運動学・理学療法に関する全般など
2.精神運動領域・・・技術
○理学療法に関する専門的技術
面接技術、各種検査・測定、治療技術、など
3.情意領域・・・態度
社会人・医療人としての態度、向上心、誠意ある態度、責任感、など
ある大学の先生の言葉が機関誌で紹介されていました。
「学生の質とは、身につけているものの量と身につけたいと思う情熱の総和」
凄い、いい言葉だと思いました。
今ある能力だけでなく、それに加えてどれだけの潜在能力(ポテンシャル)があるかが、
本当の学生の質なんですよね。